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製品は消費者の鏡である

1980年代のバブル時代は、メーカー主導で何を作っても物が売れる時代だった。
その象徴がR32GTR・・・
当時グループAレースで最強だったフォードシエラを追撃する為に
Aのルール内で600馬力だす事を前提に設計された量産車・・
普通のまともな感覚だったらそんな事誰も考えない。

年間少なくとも5000台以上作る必要があるグループAってカテゴリーは
あくまで大手メーカーの量産車だから、そんな実用や市場のニーズを無視したような
特殊な車を作る事は普通の感覚なら不可能であろうという前提で考えられたルール。

その大前提になってる常識をやぶるカッコウで登場した32GTRが速いのは当然といえば
当然なんすよね。でも、結果的にはそんな採算性を無視したバカな製品作ったり
する甘い経営感覚だったから、ニッサンも世界に類例のないくらいの借金をかかえる
事になってしまったんで、けっして誉められた事ではないんすけどね・・・

そう、でも当時は面白かった・・優秀な人間が自由に物を造る事ができた・・
ちゃんとした文化って経済的に余裕のある時期にしか生れないんすよね・・・
不思議な事に・・芸術とかの分野でもそうだし・・

しかし、最近は不景気で物が売れない時代になってきて
メーカーも現実的に市場のニーズに忠実な製品を作らないと
生き残れない時代になってきた・・・
マニュアルミッションしかない高価な非実用車が飛ぶように売れた時代とはあきらかに
市場の動きがかわってきている・・・

そーなると、市場の消費者のレベルというモノが商品に反映されるように
なってくる・・・その象徴が34GTR・・・・
イモビの標準化に、無意味に重量が重くなるだけのボデイ補強。
カタチだけで耐久性がない みてくれ6速ミッション・・・ボデイが重くなってますます
ブレーキ容量が足りなくなってるのにもかかわらず
キャリパを金色に塗装しただけのブレーキシステム、フィーリングは輸入パッドだけでごまかす。
ボデイが重くなって245サイズでは、もはや容量不足のタイアも
ワンダリングのクレームがあるからタイア幅は広げられない。でも18インチは流行だから採用したい。
だからタイアハイトが足りなくなって車の限界挙動がおかしくなる・・・その辺は妥協。

ニッサンも市場調査をして、33のオーナーがどーいうカーライフを
送っているのかよく分析して出した結論が34GTRなんでしょう・・・

現実GTRオーナー像を見ると、本来GTRが生れた目的の
サーキットでタイムを削る様な走りをしている人はほとんどゼロに近い・・
数字にならないくらいの比率でしかない・・・
たいがいは高速道路で気まぐれでアクセル踏んで
ごくごく部分的な加速感を味わうくらがセキの山・・
改悪としかいいようのない改造をして、走るでもなく、ただ飾るだけだったりとかがほとんど・・

もはや真剣にサーキットでフォードシエラをやっつける為に作られた
32GTRの様な車造りをする必要はまったくない・・・
今のGTレースなら元の車ではなんでもOKだし・・

メーカーもユーザーの車の使い方みてるとオオマジに車造る必要ないって
考えだしちゃうのも、よくわかるような・・・せっかくいい物作っても
その価値も理解できず、質の悪い高価な社外パーツにすぐ交換しちゃうし・・
ただただ、いい加減なショップの飯のタネに利用されるだけ・・・

そう、製品ってのは需要と供給のバランスの中で生れる物だから
必要な物さえそろえておけば、OKなんすよね・・・

バブル時代の32みたいにプラスアルファの要素ってのは本来製品には必要ない・・
イメージリーダーって理屈もあるかもだけど
でも今はそーいったプラスアルファの要素を持つ製品を
育てあげ維持できる程、市場にもメーカーにも力がない。

結局 気がついてみるとバブル時代
世界のスーパーカーを無力化してしまう程威力のあった
日本のスポーツカー達も、15年も足踏み状態で
完全に過去の物になってしまっている・・・

いまに1970年代のスーパーカーブームの頃に戻ってしまうかも・・・
小学生が夢の車って事でヨーロッパやアメリカの車の写真を集める
様になってしまうかも・・カナピーー・・・

今は経済の状態が悪いとはいうものの、けっしてそれだけの原因ではない。
消費者のレベルの問題も大きい・・・
なぜ欧米の様な趣味性の高い、内容の濃い車が生れてこないのか・・
せっかくバブルの時に日産のエリートが32の様な車を作って
おもしろい製品の芽を作ってくれたのに
どうして、幼稚な消費者がその芽を摘み取ってしまうのか・・・
金かけなくても、もっと34GTRも面白く作れたハズなのに・・・
完全に方向を誤ってしまっている・・
これはメーカーだけの責任じゃない。
商品をささえる消費者の質にも問題がある。

外国にはフェラーリみたいに全く実用にならないような車に大金を出す
層の人間がいるってのがすごい。
ブレーキが鳴くのがいやだ、車高が低くて不便だ・・乗り降りしにくいとか・・
どこかから異音がするとか・・そんな細かいクレーム受けてたら、
あーいったトガった製品は育たない。

外車崇拝者って大嫌いなんだけど、彼らの気持ちもわからないでもない
と思うようになってきた・・・メーカーが悪いんじゃないんですよね・・
日本は市場が幼稚なんですよね・・・だからいい物が育たない・・・・

GT−Rのオーナーズクラブとかそーいう集まりのたぐいをちょっと覗いてみると、
幼稚で幼稚でもうあきれる事ばかり・・現実は こんなもんなんかなあ〜って感じ。
経験がなくて知識がないのなら ないで、それは全然OKなんですけど、
カン違いしてるタイプの人間が多いのに驚く・・・
いくら説明しても、まともに物を理解する事ができない消費者が多い。
まあ車の歴史とか欧米とは倍も違うから、そーいう物に対する理解力のレベルが
低いってのもしょうがないんでしょうけど・・時間が解決してくれるって問題でもなさそう・・
物の理解能力そのものが不足しているケースが特にヤバイ・・・
自分が物の扱いが理解できてないだけなのに、何でもクレームにしてしまうタイプがそれ。
まさにフールプルーフな製品しか、そういった市場では育ちようがない。
そういったたぐいの人はカローラ以外の車に乗らないようにすればいいのに
GTRのオーナーにもその手の人間が多い・・これがGTRの成長をスポイルしてしまっている。
燃費とか気にするならカローラデーゼルに乗りなさいって思うんだけど・・・

これはニッサンのエリート自身が一番感じてる事なのかもしれないすね・・・
(もっとも今はそのエリート達もとっくにヘッドハンテングされて、
もっといい条件の職場に移ってしまって、ニッサンには残ってないみたいですけど)

ポルシェも1980年代は日本経済が強かったんで日本市場を意識した
製品作りだった・・・964っすね・・・当時の日本人の市場ニーズに
あわせた製品作りをしてたんで、せっかくの4駆の芽を自ら摘んでしまった・・・
日本ではカレラ4ってウケなかったんすよね・・・・ホントはリアエンジン+4駆って
すごくいいんすけどね・・・でも日本市場というか日本のポルシェオーナーにも
車を理解できない人が多かったんでしょうね・・4駆を受け入れる事ができなかった。
911はRRっていう固定概念から脱する程の判断力、経験と知識が
日本市場のポルシェオーナーになかった。
車の事ばっか考えてるような生活してたらポルシェなんか買えないっすからね日本では。
もともと貧乏な国だし・・でも今はちゃんとポルシェもやってますよね・・・4駆開発・・・・
今は日本市場でなくて白人社会で育てられてるからまともに育つでひょう・・・

これは世界的な傾向なんだけど製造者責任って問題・・・
これも面白い製品の成長を妨げる・・・・

1950年代アメリカ、GMのシボレーにリアエンジンリアドライブの大衆車があったんすよね・・・
技術的なトライって事で注目される車だった。(コルベアだっけかにゃ)
ところが、このRRの大衆車。RRの例に漏れずハンドリングがシビアで
各地でスピンして事故を引き起こしてしまった。
これが大訴訟を引き起こし、保証でGMは大損害をこうむった。
それ依頼、アメリカのメーカーは新しい技術革新というものをしない体質になってしまった。
1990年代はじめまで、古いOHV大排気量のV8エンジンに古い板バネリジッドリアサスの
シャシ・・これが定番になってしまった。
(今はアメリカもバブルでちょっと変った物作るようになったけど)

アメリカではレースの世界もDOHCエンジンにはきびしい規制をかけてOHVこそ最良のエンジン
って事で長らくインデーカーの世界でもOHVエンジンが主役だった。
消費者がバカな訴訟を起こしたんで結局アメリカ人はDOHCエンジンにもありつけない
消費生活をしいられる事になった・・・自業自得っすよね・・・
必要以上にメーカーなどに責任や保証を求めると、けっきょくつまらない思いをするのは
消費者・・・これがわかってない人が多い・・・・

アメリカで発生した製造者責任って物の考え方・・・
これでアメリカの製造業ってのは、ますます冷え込んでいるらしい・・・
製造業に見切りをつけたアメリカは世界じゅうからバクチやタカリで金を集める事だけに
専念するようになってしまった・・・不幸な話っす・・・
もう物なんか作ったら、あわない社会になっちゃったんでしょうね・・・

日本でもアホなポマード首相がそんな法律導入してしまったんで
日本でもそれと同じような現象が起こりつつある・・・・

そーいった風潮に乗ってか、個人レベルでもそーいうアホな事をする
人間が増えている・・・・
ここにちょっとネット上で見かけた悪質な消費者の例をあげてみます・・・
こんな はずかしい事 みなさんしないようにね・・・

例1
ある車の事を全く知らない人  (っというより物を考える能力が致命的に欠けてる人間)
が、某有名ショップのある部品を買った。その部品をとりつけ、法定速度の倍以上の違法なスピード
で走った所、部品がはずれたという事で、その人が所属しているオーナーズクラブの会長と
いっしょに店にクレームをつけにいった。 (実際には強盗に行った様なもんすけどね。)
普通、そんな違法な使い方して部品が壊れたなんでクレーム、店の方もつっぱねるでしょうけど
なにせ、その店の近郊中心にその車のオーナーの500名程の名簿を持つそのクラブの会長が
いっしょにやってきたとなると、そうそう対応をないがしろにはできない・・・・
けっきょくその製品の返品どころか、その製品の10倍(50万円)もする価格の製品を
事実上脅してその場で持ち帰った・・・ほんとうに 恥ずかしい話ですよね・・・
それに利用された500名の名簿に載ってる人の気持ちってのはどうなるんでしょうか・・・
悪質ですよねえ〜常識では考えられない行為です・・
結局そのショップもこれに懲りて、その製品の製造を辞めてしまった・・・・
悲しい出来事です・・
製品におかしな点があるのなら返品なり何なり・・・実際に被害にあった分だけ請求すればいい。
それも自分の力で・・・他の目的で集めた500人の名前のリストを流用・悪用して
店から50万円もの商品を奪い取る・・・・これが強盗以下の行為でないといったら
何なんでしょう・・・ひどい話です・・・・

例2
これもその物を考える事ができない同一犯によるものなんですが
ある有名自動車雑誌の有名なホームページの掲示板での出来事・・・
掲示板にある有名一流ショップに対する、匿名のいやがらせの書き込みがあった・・
内容はその有名一流ショップの仕事に対するクレームなんですけど実際は事実無根。
誰かのネタみか何かによる いたずら書き込みだったんですが
それに便乗したのが上の例にも出てきた強盗集団以下の行為を平気でするクラブ。
このクレームの件には何も関係ないのに、ヤジ馬で入ってきたその悪質な集団が
最初に書き込んだ人とは関係なく勝手にそのショップに絡みかかった・・・
その悪質な集団の会長をはじめとするそのクラブの構成員が
一斉にそのショップに攻撃をかけ、その500人のメーリングリストに
店の悪口を書いた文章を会長の名前でバラまいたりした・・・
これは許される行為ではない・・・
先日の東芝事件と同じですね・・・・内容は・・・
いや、本人とは関係ないヤジ馬の立場でカラミかかったって事では
東芝事件以下ですね・・
掲示板で半分ケンカ腰になった時の文章をそのまま引用して
多くのその車のユーザーがいるメーリングリストにそのまま流して、
そのショップを落とし入れる。
この手法は東芝の企業恐喝事件を起こした犯人のヤリ方と全く同じ・・・
いや、そんな事を言ったらその犯人に失礼かな・・ヤジ馬でそこまでしたんですからね・・・
まったく考えられない神経です・・
また事実の確認もないままに、同業3流ショップの店員までいっしょになって
そのショップを攻撃・・・3流ショップですからやる事も3流なのはわかりますが・・・
もう見ていると狂っているとしか言い様がない・・非常に醜い・・・
もう物を育てようなんて雰囲気は全くなくて、誰かミスすれば
思い切り足を引っ張って、タカってやろうって感じ・・・
強盗以下、ハイエナ以下・・・
こんな風潮は許せない・・・・
また同一犯がブースト上げて違法なスピードだしてる最中エンジンが壊れたとニッサンに
不当なクレーム処理を求めたりしていたらしい・・・
などなど、まだまだ他にもいろいろな事件をおこしている。
そんな事する人間はホントウは、いなくなってもらわんと世の中のタメにならんのですけどね・・
本人達は自分達の犯した罪について理解する能力を持ってないから、ますます始末が悪い・・・

ここに来てるみなさんは、そんなバカな事はしないと思うんで
書きましたけど、世の中にはそーいう悪質な人間がいるんですよね・・困ったものです。
いえ、けっしてこれは特定の集団を攻撃するつもりで書いた物ではありません。
そんな事しても意味ないですからね。 一切名前も特定してませんしね・・
それより、これと同じような事はいろんな所で起こってるんではないでしょうか・・・
それにたいする警鐘です。
あまりにひどい話なんで、これを読んでみなさん反面教師にしてください・・
こーいう行為は人間としてやってはいけない恥ずかしい行為なんだと・・・
そーすれば、罪を犯した上の例の人達も何かで死んで地獄に落ちた時、みんなの反面教師に
なったって事で少しは刑が軽減されるかもしれん・・せめてもの救いになるかと・・・

先日GMが1970年代の事故で燃料タンクの位置がおかしくて
大火傷を負った人に、莫大な保証金を払った・・・・
たしかGMの年間収益の1.5倍とか、そーいうとんでもねー金額・・
これはきっと日本の自動車会社からタカる為の前ふりだなあ〜って思ってたら
あんのじょう、次の標的はトヨタ・・・
燃料タンクの気化ガス還元装置のリコールで7兆円の反則金?を
とられそうになっている・・・
ホンダもアメリカのメーカーも事前にその話があって和解金を払っている・・・
あえてその和解金の話をつっぱねたトヨタが、ターゲットになって問題になってしまった。
7兆っつーたら、トヨタの預貯金が3兆あるっていっても4兆の借金・・
ニッサンと同じ状態になってしまう・・そんな事になったら日本がヤバイ・・・
今日本をささえてるトヨタにいかれてもらっては困る・・・

何かチャンスがあったらタカる・・・
一生懸命いい車開発して努力してたくさん売って儲かったメーカーが
何処かにあったらナンクセつけて、そこから金を巻き上げようとする。
その腐った物の考え方・・・・

これはアメリカだけの問題ではない・・・
日本でも草の根レベルでそれと同じような現象が起こりだしている・・・
日本は伝統のある国にゃんで、そういった非常識な行為が
まかり通る社会ではないと信じたい・・・
でも、そんな甘い事言ってたらウミセンヤマセンの厳しい国際社会で
生き残っていけないとでもいうんでしょうか・・・・
上の例にあげたような強盗以下の行為を正々堂々と行なうような人間が
これからもだんだん増えていくんでしょうか・・・

もう、そんな社会からは何も生れない・・・
タカるだけタカってタカる先が枯渇したら崩壊あるのみ・・
もっと前向きに物を育てる社会ってのを作っていかないと
結局つまらない思いをするのは我々消費者なんですから・・・

なんか最近の雲行きってよくないっすよね・・・いろんな意味で・・


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